前世の出逢いから

13/13
前へ
/13ページ
次へ
翌日、、 龍府に盗賊が入ったと聞きつけた独鈷将軍は、自衛を引き連れてやって来ました。 「お義父様、これは何ですか?」 「盗賊に襲われたと聞いてな、」 その自衛たちに夜も交代で巡回されることにしました。 「お義父様、こんなに大袈裟にやらなくても、、」(汗) 「いやいや、用心に越したことは無い、皇子様、、」 「すいません、義父様が、どうしてもと言って聞かないもので、リュウゼン様、、」 「まぁ、これも一時のことであろう、、ユキ、、」 それから、龍府で何も興らないことを願っていました。 龍善は、下僕を連れて咸陽の街に向かったのであります。 そこで、参魁法師と出会うのである。 「龍善様ですか?」 「はい、、そうですが、なにか?」 「最近、妖気を感じていまして、魔除けと思って、これをお持ちください、、」 そう言って、参魁法師は龍善に魔除けの護符を渡していました。 「これを何処に貼るのですか?法師様、、」 「そうですね、、柱などがよろしいでしょう、しばらくは妖も近寄らないことでしょう、、」 龍善は、先日の騒ぎは盗賊で無いと思っていました。 おそらく妖魔だろう?と、、、、
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加