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龍善は、何かを買おうと思っていた訳では無い、、、、
ただ、何かに引き寄せられるような、、なにか?
山楂子飴や饅頭店が並ぶ商店街へと、、、、
咸陽の街を充てもなく歩いていたら、、奴隷商人が鎖に繋がれた少女を競りにかけていました。
龍善は、その少女と目が合って何かに引き寄せられるような、どういうわけか、その奴隷を五両で買ってしまいました。
「君の名前は?」
「、、、ユキ、」
その少女は、かぼそい声で応えていました。
「雪か、良い名前と思うよ、、」
「そうでしょうか?ご主人様、」
「あぁ、その呼び方は止してくれ、ボクの名前は、リュウゼン、、雪、、」
「はい、分かりました、リュウゼン様、、」
それから、奴隷の雪を連れて、龍府に入って行く、、、、
「龍善様、、その子は?」
「あぁ、これから、ここで働いてもらう、雪だから、沙実さん、仕事を教えてやってくれたえ、、」
「はい、龍善様、、さぁ、おいで、先ずは身体を洗わないとね、、雪さん、」
侍女の沙実は、新しく入った使用人の教育を委されていました。
これから、この雪の面倒を見ることになります。
雪は、千年前と同じことを聞かされた。
、、生きる理由が分からなければ、わたしを生きる理由にしなさい、、、、
と龍善から言われいました。
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