前世の出逢いから

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この日、後宮では、皇太后様と皇后様が話していました。 「第十三皇子は、いくつになったかね?皇后や、、」 「はい、皇太后様、あと二月で二十歳になると思います、」 「そうか、、ならそろそろ嫁をもらっても良い年頃だろう、、」 「はい、皇太后様、わたくしから、それとなく聞いてみます、」 「もしも、想い人が居らぬなら、探してやらねばならないな、、皇后や、、」 「はい、そうですね、、皇太后様、、」 そして、次の日、第十三皇子、龍善は、皇后様に呼ばれていました。 龍善は、さっそく後宮に出向いて行きました。 龍善は、芙蓉殿に出向いて、皇后様に礼を就くして、、、、 「皇后様、なに用ですか?」 「そちも、二十歳になるであろう、何処ぞに想い人は居るのかな?」 「それは、、居るとも居ないとも、分かりませんですが、皇后様、、」 「龍善に合う妃を探しても良いか?」 「いやぁ、、まだわたしには、早うございます、皇后様、、」 「いやいや早く無いぞ、竜季も18のときに妃をもらっておろう、」 「そうですが、、、」(汗) 「そちの二十歳の祝いに妃選びを行なうことにします、よろしいかな?」 「はい、、皇后様の言うことに従います、、」 龍善は、曖昧な返事をしたものだから、皇后様の言うことに逆らえませんでした。 それに育ての母親でもあります。
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