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それから、龍善は、独鈷将軍に頼むことにしました。
独鈷将軍は、二つ返事で了解しました。
それはそうです、王族の皇子と親戚関係になると、皇子のお義父様という立場で何かと都合が良くなるのであります。
侍女雪は、独鈷雪として、妃選びの参加券を得られたのでありました。
そして、咸陽の街のあちこちに貼り紙を皇子の妃選びが終わるまで婚儀は禁じると貼られていました。
第十三皇子、龍善の二十歳の誕生日が過ぎて、次の日から妃選びが始まりました。
皇后様が選んだ娘たちは、王族としては、まずまずの家柄を選んでいます。
第十三皇子の後ろ楯が大きくならない中流階級の家柄の娘を選んでいました。
皇后様の息子第六皇子は、財力のある上流階級の妃、龍善とは大違いの妃である。
それでも、龍善は、独鈷雪を嫁に出きるなら、それだけで幸せであります。
そして、この日、11人の妃候補が王宮に招かれていました。
皇后様が推薦する有力候補、漢喜玲華は中流の中でも才女と詠われた漢喜の娘であります。
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