第一章 11.侍女の実態

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第一章 11.侍女の実態

ー新たに婚約者様の侍女になるのは誰でしょうね。ー ーどうせベテランの方々よ。新人のうちらに未来はないわ。ー 未来はないっていうのは言い過ぎなんじゃ。 私が重要視するのは人格なんで新人でも全然いいんだけど。 「なんで新人じゃダメなんです?年もちかいはずなのに。」 ー新人はまだ仕事がちゃんとできないはずとか言われんのよ。 こっちだって努力してるのに・・あなた新人の新人? 仕事は教えてあげるよ。私はナリア。よろしくね。ー 「よろしくお願いします。」 ー何あんた達無駄口たたいてんの。早く仕事終わらせなさい。ー ・・この人達が近くにいるのは嫌だな。 ーなによ。自分だって怠けてるくせに・・意味わかんない。ー これはこれはいけないわね。ちょっとやり過ぎてるわ。 すごく嫌悪感が伝わってくるんだけど。 ーあなたも気を付けるのよ。そういえば名前なに?ー 「わっ私は、カナです。」 ーそう。気を付けてね。目を付けられると怖いから。 先に上がるね。ー 「あぶなかった。本名いったらやばそうだった。 ってどうせばれるんだけど。」 「カリナ様。」 「どうしたの。」 「侍女を選びになって欲しくて。」 「では名簿持ってきてちょうだい。 私が直々に選ぶから。」 「わかりました。」 持ってきてもらった名簿には年齢も書いてあったから選びやすかったわ。    新人を。 ー--------- 本日新たな作品を連載し始めました。 帝国唯一皇女は溺愛される。 でも溺愛の度が過ぎました。 です。 読んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。
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