第一章 15・好きという気持ちⅠ

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第一章 15・好きという気持ちⅠ

「他の男には会うな。 ギールグットはとくにな。」 「わかりました。」 「帰るぞ。」 この時デュークは怒ってそうで、嬉しそうな顔でもあった。 でもあれだけ怒られたのだ。だまって従っていた。 デューク 「キス・・してしまった。 いいのか?いいよな婚約者だし、 いいよな。 でもカリナの唇柔らかかったな。 またしたくなちゃう。」 アリシア 「キスされちゃった。 キスってあんな感じだったんだ。 でもなんか気持ちよくなちゃうんだよね。 あれはなんでかな? またしてみたいな。 婚約者だしするよね。」 二人とも同じことを考えていた。 アリシアはなぜキスされて嬉しくなったのかは疑問のままだった。  それはデュークが好きだからということは気づいてなかった。 ーまた手紙が落ちてます。ー 「これは・・・」  義姉上へ この前はなんかごめんなさい。だましちゃったし。 でも全然驚いただけで不安には思ってなさそうだった。 好きなの?デューク兄上が。 そうだったら何もできないけど・・・ もう一回改めて話をしたい。 攫ったりはしないから。             ギールグットより 「反省してるのかな。 これだったらいいかも。」 「来てくれたんだ。義姉上」 「もう一回話がしたかったから。」 「本当はねデューク兄上に気にかけて欲しかったんだ。 話せないし、あの件から話しかけてくれなかったから。 義姉上を攫ったらこっちむいてくれるんじゃないかって。」 「そういう理由でしたか。 でも意味ないかもですよ。 もっと仲が悪くなりますし。」
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