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第一章 17.好きという気持ちⅡ
ただお前を守りたかったんだ。その一心で母親を殴ったんだ。
でもお前に見られて、そんなお前は傷ついてしまった。
だから話しかけづらくて・・・無視するみたいになってしまったが。」
ギールグットは驚きの事実に固まっていた。
「下手くそ。
一番無視はいけないです。無関心は一番つらいです。
ギールグット様はお兄様であるデューク様のこと尊敬してたんですよ。
大好きだったんですよ。
なんで二人とも黙ったまま過ごしてたんですか。
実の兄弟なんですから、素のままで過ごしてくださいよ。
ここは一番息が詰まるところなんですから。」
「義姉上の言うとおりとしか言いようがないな。」
「きっかけを作ってくれたのは感謝するが
なんでそんなすぐに約束破るんだ。
ーギール、また後でな。」
「言い訳の一つはしてみろよ。
な。」
「それはその・・・。」
「弟だけどな他の男には会うな。
俺だけのもんだ。」
「えっ。」
その瞬間恥ずかしくて、胸があつくなって。
「なんでそんなこと言うんですか。
恥ずかしいです。
降参です~。」
「フフ。じゃあ俺のものになるんだな。」
その瞬間またキスされた。
前よりも激しく・・・。
やっぱり好きです。
好きになっちゃいました。
デューク様💗
本日は昨日投稿できなかったので二話です。
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