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第一章 18.よくない予告
「なぁカリナは何をして過ごしているだ。」
「薬草づくりとか、花を使って何か作ったりとか自由にしてますね。」
「でも、いろいろ今忙しいだろギールグットのこともあったし。」
「そうですね。でもこれは私の自由ですし。」
「それでカリナが満足しているならいいが。」
「後、俺のことはどういう認識なんだ?」
「婚約者です。」
「あー気持ちの面で、俺は一目惚れだから好きだが。
カリナがどう思ってるかわかんないし、思わず一線を越えてしまったこともあるが・・・。俺はカリナが好きだからこそそばに居て欲しいが、これでは俺の我儘になる気がして。」
そんなこと思ってたんだ。
意外性があるんですけれども。
でもここは言った方がいいよね。
私が・・・あなたに惚れてしまったって。
「私は・・・もとはただの恩人だったんですけど、今はあなたと同じ気持ちです。私はあなた同様デューク様のことが好きです。」
「嘘っ。ほんと。夢じゃないよね。
・・・・・・・・すごい嬉しい。」
「というかさっきあんな事したくせになんで改まって聞いたんですか!
あれで惚れないわけないじゃないですか。」
「フフ可愛い!顔真っ赤だよ。」
「なっ。」
「もう抑え込んだりしないから。」
なんなんです。その予告は
ますます自由じゃなくなってる気がするんですけど!
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