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第一章 20.甘い時間Ⅱ
その後もデュークと一緒にいる時間は不意打ちを食らう。
キスはされるし、抱きしめられるし、あーんを求めてきたのでやってあげると指の先までなめられたり。
今までの時間を考えるといろんな意味で疲れるのだった。
それは毎日のように続く。
「デューク様!!!」
いままでのように庭園に行き、二人で紅茶を飲もうかと思うと一席しかない。
するとカリナを急に膝に乗せたのだ。
「一席しかないんだろう?したらこうするしかないよな。
なんで一席しかなかったんだろう?」
それは完全にあなたの仕業ですよね。にやけてます。めっちゃ!
「デューク様おろしてください。」
「やだ。
カリナは嫌なの…俺といつもより距離が近いのに。」
「そういうわけでもないんですけど・・その・・」
「照れてるカリナ可愛い!」
こういつも甘やかされてしまう。
でもそれを嬉しいと思ってしまう。
「私は幸せですね。」
「急にどうしたの?」
「前は花嫁教育であまり自由に出来なくて、それでも親のために、待ってくれてる婚約者のために頑張ってたんです。でも結果的には待ってくれてなどいなかったんですけど。
今はデューク様にはあの生活に比べたら凄く自由にしてくれるし、花嫁教育はあるとしても優しく教えてくれるし・・なによりも、こんなにも婚約者にデューク様に愛されてるんです。
歴代の王族の婚約者の中で一番恵まれていると思います。」」
「そういうこと言われるとすごい嬉しい。
でも、歯止めが利かなくなるから外ではやめてね。」
その後はキスの嵐だった。
でも外ではってどういう意味?中ではいいってどういうこと?
という疑問をとけることはなかった。
なんか題名からして自由奔放な花嫁を期待していたかたすみません。
そろそろ自由なところみせるべきなんですけど、
溺愛ルート入ってしまいました。
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