第三章 6.結婚式

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第三章 6.結婚式

ーでは、結婚祝いの品を渡すための時間となっております。ー 最初は皇帝が、お守りの腕輪をくれる。 その後は各国の皇族・王族が、二人の絆につながるような品をプレゼントしてくれる。どれも綺麗な品だった。 子供が生まれますように、みたいのもあった。 ・ ・ ・ 「私たちのためにお集まり頂きありがとうございます。 これからは二人で皇帝陛下を支えていきたいと思います。」 「皆さま、これからもよろしくお願いします。」 次は、舞踏会のような、パーティーだ。 赤のドレス、エンパイアラインの者を着る。 ちゃんと赤なので、派手めだ。 ここまでくると疲れてくる。 いそいで準備し、またも会場に向かう。 最初は、新婚夫婦によるダンスから始まる。 息ピッタリのダンスで会場を沸かせる。 軽食を取りながらも、改めて挨拶してくれる方々と話しながらすごす。 ピアノとバイオリンの演奏が休む暇もなく、鳴り響いている。 最後にパレードのために青色のドレスに着替える。 城門に向かう。 「カリナ、疲れてる? 無理しないでね。」 「大丈夫です。座ってますし。」 「そう。なんかあったら言ってね。」 笑顔で手を振りながら、集まってくれている人たちの歓声に答える。 花びらを振らせてくれたり、本当に愛されていると思う。 最後の方になると、なぜか気持ち悪くなってくる。 なんで・・・
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