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第四章 4.魔力暴走
デュークは、海の妖精王の加護・空の妖精の祝福・森の妖精の祝福
カリナは、海の妖精の祝福・花の妖精の祝福・森の妖精の祝福
をもらったことになった。
歴代の王よりも勝つこの量。
「まさか妖精王に加護をいただけるなんて・・・。」
「おめでとうございます。」
「カリナは予想外だったが。」
「私も理解が追い付いてませんよ。
でも祝福をもらえたことは嬉しいです!!」
デュークは一旦政務に戻った。
カリナは妊娠中のため、今回力を使ったことで疲れてあっという間に寝てしまった。
「寝てる・・相変わらず寝顔は可愛いな~。」
Zzz
「でも今回のことはカリナがいなけなければ町を守れなかったかもしれない。
本当にありがとう。
妊娠中なのに無理させてごめんね。」
「ぐぅあああ。」
カリナからすごい声がしたと思い、飛び起きる。
そこではカリナがうなされていた。
痛みがあるのか、汗が凄い。
「カリナ!カリナ!おい医者を呼べ!!」
うなされる声は徐々に大きくなっていく。
「これは、一種の魔力暴走なのですが・・・皇太子妃様ではなく、胎児の方かと思います。魔力が一気に増えるなんてことは・・・」
「あった。多分相当増えている。」
「まだ対応出来てないんです。溢れ出てる魔力をなんとか抑え込まないと。」
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