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第四章 5.カリナの危機
「抑え込むには。」
「これだけの量を抑え込む魔道具は存在しません。魔力を押さえることのできる魔道具は全て国宝級です。それを最低でも20個はないと。
一説によれば、妖精王の指輪というものが二つあればいいそうです。
暴走者が指輪の主の場合ですが。」
妖精王の指輪というものは加護の証である。
確か花と森と海だ。
「花の妖精、カリナが危機なんだ。妖精王のところに連れて行ってくれ。」
[カリナが~わかった。]
「妖精王。」
[カリナのことは知っている。妖精から聞いているが、お前は何用だ。]
「カリナの夫です。今カリナは俺の子を身ごもっていて、祝福の影響で一気に魔力が増えたためにお腹の子が魔力暴走して・・。お力を貸していただきたい。カリナを救いたい。」
[身ごもっているとなるとその赤ん坊も祝福を受けたことになる。
そしてその全ての影響を受けるのは母親だ。
魔力暴走だけで済んでいると・・ww面白い。
指輪だろう。いいぞ。与えてやろう。]
「ありがとうございます!!」
[俺もいいぞ。森の妖精王だ。
花の妖精王があげるというのに俺が与えないわけがない。]
[いつの間にかに入ってる!!]
「お二方感謝します。こっこれで、カリナを救える。」
涙を流して泣いていた。
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