第一章 5.皇太子妃選考会Ⅰ

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第一章 5.皇太子妃選考会Ⅰ

アラン皇国皇太子妃決め。 「まずは関連する立候補者に出てきてもらいます。 本日は皇太子様にふさわしい妃様を選ぶために開催されました。」 「伯爵家 リアーネ嬢。」 ーよろしくお願いします。ー 「公爵家 ディアン嬢」 ーよろしくお願いします。ー 「公爵家 ビアース嬢」 ーよろしくお願いします。ー 「デルン帝国 カリナ嬢。」 「皆さまお初にお目にかかりますが よろしくお願いします。」 カリナの礼儀は批判することすらできない完璧な礼儀。 さすがは教育を受けている。 「第一回戦は花を取って頂き綺麗に花束をつけられた方の勝利でございます。」 ーどこからですか。ー 「皇家庭園です。」 今は冬でしょ。しかもデュークは青系よね。 華やかにはしない方がいいかしら。 瞳の青い色とかにしようかな。 青バラとかを選んで作ってた。 一回戦終了 ーわたくしリアーネはピンクのバラを中心とした華やかな感じをイメージ して作りました。ー ーわたくしディアンはスイレンを中心としてつくりました。ー ーわたくしは白いユリをイメージして作りました。ー なんかみんな華やか系なんだけど・・似たり寄ったりだな。 華やかすぎん?真反対すぎ。 デュークが一回も微笑んでない。 自分の婚約者選考会なのに。 「わたくしカリナは皇太子殿下の青い瞳とクールな印象をもとに青いバラを中心としたものです。あんまり華やかすぎるといけないので本数は少なめですが。」 良かったのかな。いいのかな。 「でそろいましたね。デューク皇太子はどの花束がお好きで?」 「俺はカリナのがいい。自分のことわかってくれてるから。」 キュンってするセリフ言わんどいてよ照。 「後・・。
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