最初から最後まで

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ソファに寄りかかった琢磨さんは自分の膝の間をポンポンする。 『蒼太くん…顔真っ赤。可愛い…』 後ろから僕を抱き込み、うなじに沢山のキス。 チリっと痛む。 「あ…ん…琢磨さん…」 『ごめん…俺のって印付けちゃった』 「ん…見えないとこなら…」 『へぇ、誰かにこんなとこ見せるんだ…職場でネクタイさえ外せないようにしちゃおうかな』 ちゅう… 「は…琢磨さん…意地悪…」 『秋田だっけ?牽制しとかないと…』 「ふふ…気にしてるんだ。大丈夫、僕には琢磨さんしか見えてない」 『蒼太くん…可愛すぎて心配だよ。俺のポケットに入れて持ち歩きたい』 「琢磨さんこそ…モテるくせ…誘われてたじゃないですか…妬ける」 『俺は女には興味ないからな、男にもモテるけど蒼太くん以外いらない』 「うん…知ってます。ね…来て…」 僕は琢磨さんの手を引き立ち上がらせ、バスルームに案内する。 『蒼太くん…本当にいいのか?』 「はい、琢磨さんだからですよ?先に入ってて下さい。後から行きますから」 『わかった…』 パタン 『マジか…ヤバい…止まれる気がしない…クソ、何であんなに可愛いんだよ…まずは決死の覚悟で話してくれる秘密を受け止めないと…』 琢磨はひとり、蒼太の可愛さに悶絶…爆発しそうな股間を抑えるのに必死だった。 とりあえず、冷たいシャワーで頭を冷やしてたとこに、蒼太が下半身をタオルで隠し入って来た。 「た、琢磨さん!何やってんですか!風邪ひきます!」 『大丈夫…ちょっと頭冷やしたくて…』 と振り返って半裸の蒼太を見て、熱がぶり返す。 湯気を纏った、しなやかな身体。大事なとこはタオルで隠れてるのにこんなにそそるなんて、もう凶器だな。 『蒼太くん…隠さないで?』 「琢磨さん…笑わないでくださいね…」 そう言って蒼太は下半身のタオルを取って、大事なトコを琢磨に晒した。手は腰骨辺りに置いたまま。 『?蒼太くん?何もおかしなとこないけど?綺麗だよ?』 蒼太はそっぽ向いたまま、顔を赤らめる。 「ここです…」 蒼太は腰骨に置いた手をそっと退けた。 『ん?湯気で良く見えない。近くで見ていい?』 僕は黙って頷く。 琢磨さんは僕の前にひざまづき、グッと顔をソコへ近づける。
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