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「ううっうぅ…琢磨さんなんて…嫌い…」 僕は琢磨さんの腕の中で泣きじゃくる。 『うん…ごめん…蒼太くん、好きだよ』 「うう…僕も…好きです…」 『うん…知ってる…約束覚えてる?』 「約束?」 『帰って来たら抱くって言ったよね?』 「あ…はい…」 涙は…引っ込んだ。 『俺…そのつもりでめちゃくちゃ頑張って来たんだよ?褒めてくれる?』 「……」 『そのドロドロでグチャグチャの可愛い顔見せて?キスさせて?』 「嫌…目も腫れてるから…」 『うん…俺の事好きって泣いたんでしょ?可愛すぎて食べたくてギュンってなる』 「うん…ギュンってなって下さい」 『ふふ…おいで?一緒にお風呂…俺のアザにキスさせて?』 「うん…けどまだ明るいよ?」 『関係ないね、俺は出張から帰ってちゃんと報告終わらしてここに来たから…』 「僕…仕事サボって琢磨さんといるのに…」 ちゅ…ちゅ… 『もし怒られたら…俺が一緒に謝ってやる。主人である俺の責任ですって…』 「主人って…僕…奥さん?」 『いや…俺がなんかやらかしたら君が謝る。どっちも旦那さん』 そう言いながら、いつの間にかふたりとも全裸だ。 シャワーを浴びながら深いキスを交わす。 『蒼太くん…好き…大好き』 ズルズルと下がりながら、全身にキスされる。 「はっ…僕も…好きっ…好きっ…あぁ…そこ…」 『うん…俺の…ちゅ…俺のハート…ちゅ…』 「たく…ま…さ…イきそ…」 『まだ…ダメだよ…今日はイかせない…後ろ向いて脚開いてごらん?』 「ん…こう?」 『うん…そのまま動かない…怖くないよ?』 琢磨さんはボディソープを泡立てて、僕の下半身を洗う。 「あ…」 その指が僕の後孔に優しく触れる。周りを優しくマッサージする。 「ふ…ん…」 『いい声…もっと聞かせて?』 琢磨さんの長い指が、一本中に入ってくる。 「うぁ…ん…」 『痛い?平気?』 「痛くない…けど…変な感じ…あぁん…」 第一関節を折って入口辺りをこちょこちょされる。 『ふふ…感じてる?』 「だって…琢磨さんの指…と思ったら…」 『深く入れるよ?』 つぷ… 「ふぁ!あぁ…奥…中…」 『うん…どう?平気?』
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