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中編2
余命ニャン告を受けて二日目、青年は相変わらず散歩をしている。猫がついてくる。ニャー、ニャーと鳴いている。
「なんでたくさんついてくる?」
「頑張るんだニャン」
「あともう少しの命だニャン」
「ちなみに死んだらどうなる?」
「それは、わからないニャン」
「そうだニャン」
猫が集まってくる。青年は、ふと車道を見る。そこには、男の子が倒れている。青年は急いで駆け寄る。
「大丈夫か? キミ!」
男の子の返事はない。
パアーーーーーーーーーーン!
そこに一台の車が。
青年は男の子をぎゅっと抱きしめる。
ドンッ!
青年は車にひかれてしまった。
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