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「あ"〜!もう公式CPだろこれぇ!なんだ大量殺人する気か?!」
昼 間 は こ ん な だ っ た
━━━━━━━━━━塾の帰り
「お姉さん!危ない!」
「え?」
キキーーーッ
ドンッ
あ~、これは死んだな、確定演出入ったよ
なんか天国が見える…
推し達が…手招きしてる…
死ぬ前にあの子達の同人誌書きたかった…
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「おーい、起きてよー!」
う、推しの声が聞こえる…やはり天国…?
「ねぇまーくん、この子なかなか起きないんだけど」
「そうだな…殴ってみるか?」
「女の子に乱暴しちゃだめだよー!」
ア°真琴君に殴られるなら本望
今すぐ叫びたい。てかまって
「おはようございます。」
「うわぁ?!」
「とりあえず死んではいないな」
うへ、推しCPにはさまれてる
さすが天国
「自己紹介したほうがいいかな?
僕は三月遥。はるくんって呼んでね!
こっちが…」
「…鈴木真琴。」
あ~、推しに自己紹介してもらえるなんて夢みたい…これも神からの褒美か?
「君の名前は?」
「あ、わ、私?えっと…菊池あかり…です」
「あかりちゃん?じゃあ…あーちゃんだね!」
遥くん、良くない。その顔は良くない。その顔はもれなく私が死ぬ。
てか推しにあだ名つけられましたけど?
命日?は?私どんだけ善行積んだ?
あれ、人生課金したっけ
「あかり」
「ひゃいっ?!」
「…お前、どこから来た?」
「えっと…」
たしか学生証持ってたはず…
…ん?この紙…なんだろ
あかりちゃんへ♡
君はまだ死ぬ運命じゃなかったんだ!
そして君は同志!私もまこはるが好きだ!
だから転生させた!気合で生きろ!
神より♡
「え」
「ど…どうした?」
「あ、いえ…ちょっと家出してきたもんで…(大嘘)」
「い、家出?!じゃあ僕のお家に来る?!」
あ、はるくん確かお姉さんいるよね
あの死ぬほど美しくてエッッッッッなお姉さん
ほんとにおうち行かせてもらえるならお姉さんにプロポーズしよっかな()
「えと…」
「あ、会ったばっかの男に言われても嫌だよね!」
「いや、じゃないんですけど…遥さんのお家の方に迷惑かなって…」
あと心臓持たないしね!
「あ~!はるくんって呼んでって言ったのに〜!あと迷惑じゃないからね!」
「…ならあかり、俺の家来るか?」
「え"」
NOW LOADING…
情報処理完了。結果
逆 ハ ー 成 立
同人誌はかどりそ
「…嫌、か?」
「えと…」
私、どすればいいの?え、ポケット漁っとくか
あかりちゃんへ♡
おうちは今テキトーに用意しといたから、
親戚に家借りたってことにしときな!
税金は気にするな!
なんせ私優しい☆
神より♡
「し、親戚に家借りたので…」
「ひとりで大丈夫?送って行こうか?」
「だ、大丈夫です…それじゃあ」
はー、転生初日から心臓に悪い
しかしこれがまこはる推しの神がやったとしたら…
「なんでついてきて…?」
「僕達も家の方向一緒だし!」
「おうふ」
デスヨネー
で、おうちついたは良いけど…
「え、あかり、俺のうちの隣か?」
「真琴さんこそ…」
知 っ て た
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