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#1 幼なじみに好きな人
高校に入り初めての夏が訪れた…7月
外ではセミが鳴いている。
今までずっと一緒のクラスだった幼なじみと
初めてクラスが別れた。
桜ノ宮高校 1年 1組 夏芽日向
高校でこんなことが起こるなんて想像もしていなかった。
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学校からの帰り
「ねぇねぇひーくん今日部活でクッキー作ったん だ!だからはいあげる」
そう言いながらクッキーを渡してきた。こいつの名前は向坂 悠(さきさか はる)
俺の幼なじみだ。
「ありがと…ってその"ひーくん"って言うの
やめろ!恥ずいから!」
「えーだってこれで慣れちゃってるんだもん」
「いや別にいいんだけど…もう高校生だぞ」
なんなんだよ…"もん"って可愛かよ
「あっ!そーだハーブティーも水筒に入れてきたんだ!だからさ公園でお茶しようよ」
「いーよ帰ってもどーせ暇だし」
そう言って俺たちは公園に行った
「はいどーぞチョコチップクッキーとレモングラ スのハーブティーでーす♪」
「いただきます」
俺はチョコチップクッキーを口に運んだ。
「うんま。安定のうまさ女子力たか」
「えへへありがと」
俺は次々とクッキーを口に運んだ
「あのさ…僕ひーくんに相談したいことが
あるんだけど……」
俺はクッキーを持つ手を止めた。
「悠が悩み事なんて珍しいじゃん」
「まぁね……」
悠はそうゆうとモジモジし始めた
「その…聞いても驚かないでね」
「う、うん」
「僕……好きな人が…出来た……」
「す、好きな人!?」
俺は思わぬ言葉に飛び上がった。
「う、うんそう言うこと…なんだ…」
悠は顔を赤らめて俺の方をチラチラと見ていた
そして俺はパニック状態何がどうなっているのか分からなかった。悠に好きな人?悠3組だから3組の誰か?それとも調理部の誰か?
「僕こうゆうこと初めてだからよくわかんなくって…」
照れてる悠可愛い…けど今はそれ所ではない
そんなことよりも悠の初恋相手が気になる……
頑張れ俺平常を保つんだ。俺は動揺なんてしてないそうしてないんだ
「その好きなやつってどんなやつなの?」
俺はバクバクしている心臓を隠すように言った
「えっと…あんまり詳しくは言えないけど」
悠はモジモジしたまま話を続けた
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