#1 幼なじみに好きな人

1/2
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

#1 幼なじみに好きな人

高校に入り初めての夏が訪れた…7月 外ではセミが鳴いている。 今までずっと一緒のクラスだった幼なじみと 初めてクラスが別れた。 桜ノ宮高校 1年 1組 夏芽(なつめ)日向(ひなた) 高校でこんなことが起こるなんて想像もしていなかった。  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 学校からの帰り 「ねぇねぇひーくん今日部活でクッキー作ったん           だ!だからはいあげる」 そう言いながらクッキーを渡してきた。こいつの名前は向坂 悠(さきさか はる) 俺の幼なじみだ。 「ありがと…ってその"ひーくん"って言うの やめろ!恥ずいから!」 「えーだってこれで慣れちゃってるんだもん」 「いや別にいいんだけど…もう高校生だぞ」 なんなんだよ…"もん"って可愛かよ 「あっ!そーだハーブティーも水筒に入れてきたんだ!だからさ公園でお茶しようよ」 「いーよ帰ってもどーせ暇だし」 そう言って俺たちは公園に行った 「はいどーぞチョコチップクッキーとレモングラ         スのハーブティーでーす♪」   「いただきます」  俺はチョコチップクッキーを口に運んだ。 「うんま。安定のうまさ女子力たか」 「えへへありがと」 俺は次々とクッキーを口に運んだ 「あのさ…僕ひーくんに相談したいことが  あるんだけど……」 俺はクッキーを持つ手を止めた。 「悠が悩み事なんて珍しいじゃん」 「まぁね……」 悠はそうゆうとモジモジし始めた 「その…聞いても驚かないでね」 「う、うん」 「僕……好きな人が…出来た……」 「す、好きな人!?」 俺は思わぬ言葉に飛び上がった。 「う、うんそう言うこと…なんだ…」 悠は顔を赤らめて俺の方をチラチラと見ていた そして俺はパニック状態何がどうなっているのか分からなかった。悠に好きな人?悠3組だから3組の誰か?それとも調理部の誰か? 「僕こうゆうこと初めてだからよくわかんなくって…」 照れてる悠可愛い…けど今はそれ所ではない そんなことよりも悠の初恋相手が気になる…… 頑張れ俺平常を保つんだ。俺は動揺なんてしてないそうしてないんだ 「その好きなやつってどんなやつなの?」 俺はバクバクしている心臓を隠すように言った 「えっと…あんまり詳しくは言えないけど」 悠はモジモジしたまま話を続けた
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!