love is blind

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私彼女だよね…? こんなのおかしい… こうなったら… 「少し 距離おこっか…」 寂しいけど もうこれしかない… 「わかった」 え… わかった…? っはは… なんだ… 結局私ただの財布で… 弄ばれてただけじゃん はあ… バカみたい… でも… 勘違いする前でよかった 傷が浅いうちでよかっ「じゃあ… 同棲する?」 「…え」 その後トントンと話が進み 「部屋は決めておいたから 最上階角部屋の1kマンション」 「うん!」 「家賃は割ると一人7.5万だけど、鈴宮は俺に7万毎月渡してくれればいいよ 食費や水光熱もその中に含めておくから その方がわかりやすいでしょ?」 「うん!わかった」 こうして 私は彼と東京で同棲をすることになった が… 「か、金がねえ…!」 賃貸には、初期費用と言うか、契約金が最初にかかるらしい その初期費用として、トータル六十万ほどの見積もり 一人三十万が必要だった 幸い私はもう大学三年なので、学校へはゼミを週一で行くくらいで、後は自由な時間がある 私は東京に引っ越すまでの少しの間、短期間だけバイトをフルで働いた 昼は働いていなかったが、派遣のアルバイトを始めた コンビニの工場 ひたすら弁当に惣菜を詰める仕事 夜はキャバクラをした キャバクラは彼と会う前からしていて、出勤日数を増やした けど、そんな短期間で一気にお金が貯まるはずもなく… 「仕方ない、同棲誘ったのは俺だし…」 「え…」 もしかして今までのは… 『散々お金出してもらったし、賃貸契約の頭金は俺が出すよ…』 って事だったの…? 「消費者金融で借りなさい」 …ですよねー… 少女漫画のようにはいかない現実 その後私は消費者金融でお金を借りた 人生で初めて借金と言うものをした 二社から、トータル五十万 そうして、私は東京へと引っ越したのだった これからこの地で… 彼との生活が始まるんだ… 東京、新宿 幾つもの高いビルが乱立するそこは、夢と理想が詰まった希望の街 この頃は…
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