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なんの変哲もない。いや、何もなさすぎる村に僕は生まれた。この村は最近では珍しい完全自給自足生活の村だ。 母ちゃんでさえ狩りを手伝う。僕はそれを見ている。そんな日々。たまーにお腹が空いてしんどいこともあるが基本不自由ではない。 だが、僕だけ狩りに参加していないのは少しむしゃくしゃするとこではある。 母ちゃんは 「大人になってからね」と言うけれど、それを言われるたびに僕は大人が待ち遠しかった。
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