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この鐘が引き金となった。伊代子は、腹を抱えて大笑いした。敵のマリアも、何と周りの戦闘員までもが、爆笑の渦に加わった。
「なんだ?この男は?ただの馬鹿か?」
天津は、真っ赤になりながらも変身ポーズのまま固まった。
「なぜだあ。全国統一模試全国1位、インターハイでも優勝が期待されてる剣道部の星のこの俺が何たる屈辱!」
天津はガックリと跪いた。
_| ̄|○ ← こんな感じ
そこに堪辺師範が、申し訳そうに話した。
「すまん。天津。大事なことを忘れておった。変チンするには、変チン者自身が、勃起をしていないといかんかった。」
「勃起⁉️」
天津は師範に顔をあげて、怪訝そうな顔で睨みつけた。
「ワシはもう歳で勃起出来ん。でも仕方ないじゃろう。御神体があれでは。」
師範が指さした場所には、御神体のレアメタル製の男根が見えた。天津は納得した。
「師範は、アレが勃たへんという意味だったんだ。」
「天津、早く敵が笑い転げているうちに、エッチな本か、若い女の裸を探すんじゃ。」
「はあっ⁉️この辺りにそんなもんあるわけないじゃないか。」
天津が諦めかけた目先に、笑い転げている伊代子がいた。伊代子と目が合った。笑いが引きつる伊代子!
「伊代子〜。伊代子〜。」
いきなり天津は伊代子に向かって全力疾走してきた。
「キャー⁉️来るな!馬鹿、変態!」
伊代子が悲鳴をあげる。当たり前だろう。自分に向かって細マッチョの筋肉マンが、股間のあるものを揺らし、自分の名前を呼びながら迫ってくるのだから。
伊代子には、かつて経験した事のない恐怖だった。
天津は、あっという間に伊代子に追いつき押し倒した。そして血走った目を一杯に開けて伊代子に叫んだ。
「伊代子!地球のためだ。裸になってくれ!」
「はあっ⁉️何で私が地球のために、裸になるのよ。アンタ何言ってるのかわかってるの!」
「いいじゃないか!お互いに裸は小さい時から見てるだろう?伊代子頼む。俺に勃起させてくれ!」
伊代子は、嫌そうな顔で
「嫌よ、絶対にイヤ!離せ、バカてんしん!もう何かが当たっている。離せ。離せ。助けておじいちゃん、おばあちゃん。」
祖父の堪辺師範は、厳しい顔で
「伊代子、頼む。天津に協力してくれ、それしか奴等を倒せん。」と話すと、祖母の紗代子も冷静な口調で、こう続けた。
「伊代子、天ちゃんに協力しなさい。それが勾玉を引き継いだ巫女の使命よ。おばあちゃんもおじいちゃんとそうやって地球を守ってきたのよ。」と突き放した。
「勾玉って。ヒドイ。おじいちゃん騙したわね!」
師範は、Vサインを伊代子にした。
さすがに、ここまで言われると、観念したのか、伊代子が天津に言った。
「もうっ!仕方ないわね。今日だけよ。服を着たままなら、どこ触っても我慢する。さあ、私横に向いてるから、天ちゃんの好きにしていいよ。」
伊代子が横を向いた。天津は、白い首筋も良かったが、今は緊急事態のため、白い制服のブラウスから透けて見えるブラジャーが隠している伊代子のオッパイを触る事にした。
両手でゆっくりとブラウスからの伊代子のDカップを揉み始めた。
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