はじまりの出会い

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「さて、同士討ちはそこまでにしてもらおうか」  突然の知らない声と共に、稲妻が走る。   「うわぁ!」 「っ……ぐっ!」  ルビーは衝撃で弾き飛ばされ、何かにぶつかり息が詰まる。  そのまま地面に落ちて、ようやく壁に当たったことに気付いた。  顔を上げると、ピンクと黄色のオッドアイの大きな目がルビーを覗き込んでいた。  オッドアイの少女は心配そうに口を開く。 「大丈夫?」 「とるあ。手当できるか」  とるあと呼ばれた、オレンジ色をした長めの髪の左側を、一つ、高い位置にゆるい輪っかにしいる少女は、背後を振り返りこくんと頷く。
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