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交流会が終わって、寮帰ってきたのは夜7時。
外は暗くて朝の暑さは嘘のように少しひんやりとしていた。
部屋のクーラを付けて、暑さで少し火照った体を覚ましながら、冷蔵庫を開けた。中には、昨日作っておいた野菜炒めとスープ、そして少しばかりのご飯があった。それらを取り出してレンジで温める。
シャワーを軽く浴びて、ご飯を食べた。
「シャワー入ったのに、暑いな。」
うちわを仰ぎながら、体温計を取り出して、体温を測った。
最新式の体温計はすぐに、体温を知らせてくれた。
38.0℃熱がある。
「やば、昨日も今日も外に出すぎたかもな。気分が悪くなる前に、早くご飯食べて薬飲んで寝よう」
ご飯を慌てて食べて、引き出しの奥にあった薬を飲んだ。部屋を暗くして、寝ようとしたけれどしばらくすると、ガンガンと頭を叩かれているようで眠れない目を閉じたら、一層痛くなる。ふらふらと立ち上がり、冷蔵庫から氷枕を取り出して、その上に寝てみたら酷かった痛みも少しだけ収まって眠気が襲ってくる。
そういえば、浪太とは交流会参加する前に会話しただけだったなと思いだした。浪太は、相変わらずで少しだけ安心した。中学校の卒業式に、ちょっとだけ変な別れ方をしちゃったから少しだけ気になってたんだ。浪太は、小さいころからの親友で唯一頼れる人で俺の憧れだったから、、、
中学校の卒業式なんで、俺を見てあんなに悲しそうな顔をしていたんだろう…
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