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約束の時間の朝10時。
俺は、学校の近くにあるショッピングセンターに来ていた。
施設の入口で嬉しそうに施設の中に入っていく人たちを見ながら諒を待つ。
「お待たせ♡」
そう言って、諒が来た。すごくおしゃれな服を着ていてすごくびっくりした。
「あんまり待ってないよ」
「嘘よ。あなたすごく汗かいちゃってるよ。え、あなたなんでこんなに赤くなってるの?白くてきれいな肌だったのに」
「交流会に参加したんだ。そしたら焼けた」
「日焼け止め、塗った?」
「あ、うん。交流会に幼馴染がいたからその人に貸してもらった」
「良かったわね。え、待って幼馴染って....」
「諒が行きたいお店ってここ?」
そう言って、俺がお店を指さすと、諒は嬉しそうに「ここよ」と言って俺の腕を掴み中へ引っ張った。
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