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《…たしか…このあと15分待つ予定。そしてみんなのカメラが4ヶ所の光が辺りを照らす…。4ヶ所?》
リンリンは記憶の欠片を整理する。
《…全員でここに居るのは四人だけど…太鳳ちゃん、弾君、山坂君の三人と私を含めて四人だから光は4ヶ所からどうやって?》
リンリンは疑問を抱くと背筋に一筋の汗が。
暗闇に幾つも光が。右から左から照らされた。スマホとカメラを使って放たれた光が4つ。
「!?」
リンリンは急いで振り返る。弾のカメラは直ぐにリンリンの顔を映しに。山坂君はライトと反射板を手にして首を捻る。太鳳ちゃんがスマホで予備撮影。そして、岩に掴ませたスタンドから伸びる自分のスマホが光を放っていた。
「…なーんだ。…私がスマホをセットしたのか…。」
リンリンはため息をこぼした。弾のカメラの向こうで不思議そうな顔をしている。山坂君が素早くカンペを取り出した。
『大丈夫ですか?大丈夫ならばセリフと感想をおねがいします!』
「あー、あーあー!ドキドキした!けど何も起きませんね。今回の都市伝説の検証は以上です。リンリンの『リアリー?』チャンネル登録お願いします!」
ひとまずリンリンは急いで番組をしめるコメントを残し手を振ってみせた。
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