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休憩の時間になりおもっいっきり伸びをして、統悟と一緒にいつもの定食屋に来ている。
俺はしょうが焼き定食で、統悟はいつもハンバーグ定食だ。
「お前今日武藤の仕事の件どうだった?」
としょうが焼き定食をむさぼりながら聞いた。
「もう解決済みだったんで、伝えましたよ」
おぅそうかと安心した。
「そういえば凄い情報あってよ、武藤の彼女昨日カラオケした凛ちゃんだってよ!」
統悟は驚くでもなくいつもの冷静さを装い
「ふぅん、そうなんすか俺には関係ないですけどね、でもなんで知ってるんすか?」
知るきっかけとなった経緯を話すと
「なんか胡散臭いですけどね」
やっぱ統悟もそう思うかとやけに納得してしまった。
「あーいう優男こそやっかいなんすよね」
珍しく統悟がくいついてくる。
こいつなんか知ってるかなくらいな感じだ。
「人の恋愛なんかどうでもいいけどよ、俺なんかもう三十路超えてんのに良い出会いがないぜ、恵美がいるか、顔は可愛いけどな、今度また皆で遊ぼうぜ」
「遊んでもいいけど、すぐ帰りますよ」
と統悟は苦笑いしながら、ハンバーグ定食を食べきった。
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