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何かモヤモヤしている気持ちを押さえながら、そういえばそうと、光太くんに連絡するのを忘れてたと思い、スマホを見てみる。
普段あまり頻繁にやりとりしないはずなのだが、着信が五件も入っていてびっくりした。
慌てて部屋を出て、光太くんに電話する。
3回目のコールで素早く出た光太くん、よっぽどの用事があったんだと。
「もしもし光太くん!ごめん会社の人と出掛けててでれなかったの」
「俺こそ何回も電話してごめん、実家から焼き肉用の高級の肉送られてきたから、凛と一緒に食べようと思って・・・」
そういう事だったのか、お互い忙しくて、連絡し合うのも5日ぶりだ。
「そうだったんだ、今日は無理そうかな、次の土曜日とかはどう?」
「全然大丈夫だよ、じゃ土曜日俺の家に来て」
うんわかったと言って会話が終わる。
光太くんは本当に優しくて怒ったこともないし、結婚する相手には最適だと思うが、どうも何かしっくりこないのだ。
今までそれなりに男性とのお付き合いはしてきたと思うが、自分が本当に好きというおう恋というものをしてこなかった。なんとなく付き合っては別れてを繰り返してきた。
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