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春田くんは、もう、大学生活初日から、目立っていた。
クラスのみんなに、いちいち自己紹介をして、それにギャクのめっちゃウケるやつを入れ込む。
みんな、爆笑して、一気に仲良くなる。
そんな、春田くんを、ぼくは、講義室の一番隅っこで、羨ましく見つめるだけだった。
ぼくは、軽いうつ病だ。
始まったばかりの大学生活に、不安ばかりだったのだ。
こんなんじゃ、駄目だ。
これから、大学で勉強して、社会に出て、荒波を乗り越えて生きていかねばならないのに!
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