憧れの彼と？！ うつ病同棲治療法

春田くんが、そんなことを考えているぼくのところへ来た。

「よう！　影田くん、これから仲良くしてくれよな」
そう、春田くんは、光輝くような笑顔で、言った。

何だか、その笑顔は、仏様のように、神々しく見えた。
それを見たぼくは、自分でも、信じられないことを言っていた。

「春田くん、ぼくと一緒に暮らさないか？」

あわわ、何言ってんだ、ぼく！

「いいよ。影田くん」

春田くんは、笑顔で、平然とそう言って、続けた。
「早速、今日から、一緒に暮らそう」
「えええっ？！」
ぼくは、心底驚いた。

だが、そうして、いきなり、男同士の同棲生活が始まった。