憧れの彼と?! うつ病同棲治療法

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そう呼ばれて、ぼくは、ベッドから、飛び起きた。 「講義に遅刻だよ!」 「ええっ?」 「もう、9時半だ!」 それから、ぼくは、慌てて準備をしていた。 しかし、春田くんは、ゆうゆうと、朝ご飯のパンと、カフェオレを飲んでいた。 「春田くん! 遅れるよ」 「いいんだ。影田くん。講義に送れたくらいで、死にはしない」 「そ、それは、そうだけど……」 ぼくは、その春田くんの余裕に、なんだか、気持ちが落ち着いた。
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