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和亮
しっとりと潤んだ、小さく可愛らしい秘唇に舌を這わせると、ツンとした独特の香りを湛えて蜜が溢れ出してくる。
和亮は夢中になってそこを舐め回すと、ここに自分の欲望の塊を穿つことを想像して身悶えた。
時折不安そうに和亮を呼ぶ羽奏の声に、余裕ぶって気持ちよくなるからと言い聞かせると、理性の飛んだ頭で彼女を犯すことに夢中になった。
どう考えても愚かな行為で、自分本位なセックスなのに、興奮して欲望に支配された和亮には、そんなことさえ分からない。
蜜口は潤っているのに、それでもまだ痛がる羽奏の声に、秘唇に埋もれた蕾を暴くと、唇を寄せてじゅるじゅると音を立てて蜜ごと吸い上げ、甘く噛んでは舐め回して刺激する。
蕾を虐め抜くと、甘い喘ぎ声と共に腰を浮かせてビクッと震える羽奏の艶めいた姿に歓喜した。
欲望に呑み込まれて、全ての感情が理性を失うのは簡単なことだった。
泣いて痛がり恐怖に染まる羽奏の表情ですら、欲望を刺激する甘くて抗えない引き金になってしまう。
無我夢中で腰を振って羽奏を味わうと、こんなにも気持ちのいいことがこの世に存在するのかと、押し寄せる享楽に身を委ねた。
痛いと泣きじゃくる羽奏に、慣れれば気持ちよくなると言い聞かせて、何度も奥まで挿し貫いては中に熱を注ぎ込んだ。
こんな行為、合意があったとしても強姦と何が違うのだろう。
けれど和亮は欲を貪ることに夢中になって、羽奏が辛いと叫ぶようにアキを呼ぶ声にすら、求められている悦びのように、興奮するのを抑えられなかった。
いったいどれほどの時間が経ったのか分からない。
狂ってしまって、発情期の獣のように終わりのない暴力的なセックスを繰り返す。
衝動的な欲望に呑み込まれて始めたことなので、避妊具をつけることすら眼中になく、果てる前に引き抜いて外に出すことすらもしない。
こんなことをすれば子供が出来てしまうかも知れない。
もう少し冷静であったなら、そこまで考えも及んだかも知れないが、自分の腕の中で淫らに汚れていく羽奏を見ていると、気持ちいいこと以外は、全て吹き飛んでしまう。
可愛い羽奏。
ようやく手に入った女の子。
薄汚い劣情が心の中を一層掻き乱して、狂ったように腰を振る。
痛いのだろうか。こんなにも気持ちがいいことなのに、涙ぐむ羽奏を見つめてあやすようにキスをする。
苦悶に満ちた羽奏の表情から、彼女の苦痛に気が付くべきなのに、和亮にそんなことまで気遣うゆとりはない。
どんなに吐き出しても収まることがない、昂り続ける熱で際限なく羽奏を犯し続けると、少しずつ心が満たされていく。
可愛くて愛おしい羽奏を貪り、和亮はそれでもまだ激しい飢餓に襲われたように、失神するまで腰を動かし続けて熱を吐き出すと、ようやく意識を手放した。
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