6.帰還

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6.帰還

 ヘリで本部屋上に到着したオレ達を待っていたのは、平凛のお付きの者達をはじめ。本部の多数のお偉方だった…。  きっとお付きの者達が警務部長がヘリで現場に向かったと触れまわったのだろう…。  着陸後、七海は先に元気よく飛び降り、オレが続いた。最後に平凛を下ろす時、オレは手を差し伸べたが、平凛はそれには掴まらずになんと身体ごとオレにダイビングして抱きつく形になったばかりか、大勢の目の前でオレにキスして来た…。  このことは、その場にいた者だけの秘密と言うことにしろとのかん口令が敷かれた…。おかげで七海も人に言えなくなって、レイにはバレずに済んだが…。  しかし、平凛はブレないヤツだな…。 渚の街のモノクローム第2期 アリス⑧ 「木洩れ日の中で」 終 あとがきは次のページで
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