あたしは走る!どこまでも!

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「あんたまさか……」 マインの内容を見て察知。 雅樹の奴、コイツを呼び出してる!? コイツはコイツで「おっけぇ~」とか可愛いスタンプ送ってきてるし。 全然よくないんだけど……。 「鉄拳制裁。 コイツにはキツ~イお仕置きが必要だな」 そう言って雅樹は立ち上がる。 いざ、出陣!みたいな顔してるよ。 「待って! 待ってってば! やっぱり、怒ったじゃない!」 出ていく雅樹をあたしは追いかける。 「喧嘩か? 楽しそうだな」 くまちゃんのエプロンにお玉をプラスαで装備したお兄ちゃんがひょっこり顔を見せた。 「違うよ! 楽しくないし! ワクワクしないでよ! 野蛮よ!」 人の気も知らないんだから! デリカシーがないのよ! 「……やれやれ。 野蛮……か。 おう、俺だ……」 あたし達が出ていった後お兄ちゃんはどこかに電話していた。
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