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「生徒会副会長、風間柊。
彼は毎日部活終わりにそこの自販機でお汁粉を買って飲むのが日課だそうです」
向かいの自販機を指差して、佐武は言う。
「味覚がジジィかよ」
ちなみに今。
私と佐武は、校舎の柱の陰に隠れ、生徒会副会長の風間柊とやらが姿を現すのをじっと待っていた。
生徒会長の千賀正宗に会うには、生徒会副会長である彼に繋いで貰うしかないらしい。
そして関係ない輩の余計な邪魔が入らぬよう、風間が一人になるタイミングを待っていた。
「…あっ…来ましたよ」
前方を指差して声を潜めて言う佐武に、私はそちらに目を向けた。
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