出会いと災難と(下)

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「ここ、好きでしょ?」 「…ひゃあっ!」 「しー。愛が起きちゃう…」 「…だって…」 事は進み、みのりの中に指を2本挿れて摩っていれば、ピクピクと反応し、声を我慢して口元をキュッと必死に結ぶみのりだが、時折声が漏れ出る。 「…だって?」 わざとらしく聞けば、瞳に溜まった涙が溢れそうで、恥ずかしげに身体をモジモジしている。 悪戯に中で指を動かせば、気持ちいいのかトロンとした顔になるみのり。 「いいねぇ、その顔…。」 「ーやだ…あっ…いじわる」 「みのりが可愛いから意地悪したくなる。」 「…あっ、また…ひゃぁっ…」 「ほら、声我慢して…?」 ついに両手で口元を押さえたみのりの手の甲にキスを落とせば、近い距離に視線が絡み合う。 「…我慢出来るなら、もっと気持ち良くしてあげる。」 不敵に笑う彼と与えられる刺激に思考回路はショート寸前な訳でみのりはこくりと頷いた。
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