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「これ、可愛いぃ!!」
みのりはアウトレットモールにあるジュエリーショップでネックレスを眺めていた。
「何か欲しいのある?プレゼントするよ。」
「えっ!これくらい自分で出すよ?」
水族館のチケット代に昼食代まで払わせてしまっているのでこれ以上出してもらうのは申し訳ない。
「俺がプレゼントしたいからさせて?」
そう言って宙は一つのネックレスを手に取ると
みのりの後ろにまわりそれを付けた。
「うん、似合ってる。可愛いよ。」
「そっ…そう?」
照れたように言うみのりに付けたネックレスはシルバーを貴重としていてデザインはハートが大小異なり連なったもの。
「これにしようかな…?」
宙の選んだネックレスを選ぶと嬉しそうに微笑む宙。それを首から外すとレジへと持って行き支払いを済ませてしまった。
「どうぞ。」
「ありがとう。大切にするね!」
「気に入ってもらえて良かった。」
「これ、付けてもらってもいいかな?」
「いいよ。」
先程、購入してもらったネックレスを付けてもらい、つけてきたネックレスは購入した時に貰った袋にしまう。
「やっぱり、よく似合ってる。」
そう言うと宙はみのりの冷たくなった手を握った。
「寒いからあったかい飲み物でも飲まない?」
宙の提案にみのり達はモール内にあるカフェへと向かって行った。
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