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「最近、五十嵐と一緒じゃないね?」
「うん、なんだか忙しいみたいで…」
デート以来、彼とは一緒にいることはなくなった。大学に来ても彼の姿はない。
「私、なんかやっちゃったかな?」
「別に話聞く限り嫌われるようなことはしてないと思うけどね〜。単純に忙しいだけじゃない?」
「そうだといいな…。」
デート以来会えてないなんて不安になる。
どうしたんだろう。
メールを見てもラインに既読は付いているが
返事はない。
「嫌われちゃったかな…」
イケメンが平凡な私を好きになるなんて、ましてや付き合うこと事態が夢みたいなのに。
今までが夢だったのかと錯覚してしまう。
「みのり、嫌いな奴にキスはしないと思うけど?しかも何回も。」
ニヤニヤと笑いながら茶化してくる雪。
「やっ、やめてよ//思いだしちゃうから!!」
あの時の五十嵐君の顔付きやキスの感触が蘇ってきて赤くなるみのり。
「みのり!!五十嵐いるよ!」
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