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そんなある日、
「ねぇ、みのり。」
「どしたの?今、手が離せないの!」
携帯アプリのゲームに夢中になっていると雪に肩をトントン突かれた。
「あぁー!!ダメだった…」
乙女ゲームをやっていてクールキャラ攻略目前で選択ミスをしてバッドエンドを迎えてしまった。
「こっちのが大事じゃない?」
「あれ、五十嵐君?」
雪に言われて気づいた。いつの間にか五十嵐君がいた。
「どうしたの?」
「井上さんに頼みたいことがあって…」
彼に言われるまま着いて行くとあるカフェに連れてこられた。
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