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宙と付き合って1ヶ月。
私の日常は変わってしまった。
大学までの道のり。徒歩の私は道中彼と待ち合わせして向かうようになった。
お昼は雪も混じえて一緒にご飯を食べる。
大学が終わると途中まで一緒に帰る。
恋人らしい進展はまだない。
「みのりって、五十嵐とキスしたの?」
ぶぶー!!
「汚いなぁ〜」
スターカフェで大好きなキャラメルラテを堪能していると雪の爆弾発言。
「やめてよ!人いっぱいいるのに〜」
「ごめんって!んで、どうなの?」
ニヤニヤと聞いてくるが彼とはキスは愚か手も握ってない。
「それ、恋愛してるって言うの?」
「分かんないよ…そもそも初彼だし…」
「初彼が五十嵐だなんて羨ましい!!」
「ただ一緒にいるだけじゃダメなの?」
「ダメではないけどさぁ、もっとこう五十嵐にふれたーいとかキスしたーいとかないの?」
「漫画とかアニメでは憧れるけど、いざとなると恥ずかしくて…」
「こりゃ…お子様の恋愛ごっこで終わっちゃうよ!せっかくイケメン手に入れたんだからキスしちゃいなよ!」
「やり方分かんないし…」
「五十嵐に任せればいいのよ!頑張んな!」
そう言うと雪は用事があるからと帰ってしまった。
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