詩 壱

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詩 壱

この世で一番綺麗なものはなんだろう? それは人の心だ その人の心を映し出すのが涙であり、 その目で見たものを形作るものが景色なのだ だから、人は心が美しいものに恋をする そしてまた人も心から愛されたいと願うのだ あなたは今、幸せですか? そう問いかける時がある 私はこう答える もちろん、幸せですと でもね、時々思うことがあるんだ もしも私がもっと幸せな人間だったら、 あの子は私を好きになってくれたのかなって これはそんな私の物語である もしあなたが誰かに恋をしているなら、ぜひ読んで欲しい あなたが恋をした相手がどんな人なのかわかるかもしれないから もしもまだ出会っていないというのならば、 どうか素敵な人と出会えるように祈っているよ だって私はこれからあなたと出会う予定なんだもの あなたのこと、きっと気に入ると思うなぁ ふふっ さて、どうしようか ここは一体どこだろうか 目の前にはどこまでも広がる花畑が広がっている しかし、周りを見渡しても何もない ただただ一面の花だけが咲き誇っていた いや、違う。 よく見ると奥の方に大きな木が見える あそこまで行けば何か分かるかも! そうと決まればレッツゴー! 私は勢い良く駆け出した。 だがすぐに足を止めることになる 何故なら 突然目の前に現れた大きな壁 そいつのせいで進めなくなってしまったからだ もうちょっとなのに もう少しで向こう側に行けるのに悔しくて仕方がない するとそいつが話しかけてきた 僕は君のことをずっと見ていたんだよ 君はとても頑張っていた 何度も諦めそうになったけど、それでも頑張り続けた 僕は君のことが大好きだよ だけどごめんね 僕はまだここにいるべき存在ではないんだ 僕のことは忘れてくれていい 君は君の人生を歩んでほしい ありがとう 本当にありがとう 短い間だったけれど楽しかったよ じゃあ元気でね バイバイ またいつかどこかで会いましょう こうして私は再び一人になった 私は一人で歩いていく たとえどんなに辛い道であろうとも それが生きるということだと思うから 例え何度挫けようとも 決して膝をつくことなく前に進むのだ そうすれば必ず前に進めると信じているから
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