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前回同様ベルベッドのソファに向かい合って腰かけて、男が柔らかに問いかける。
「本日はどうされましたか?」
「うん、あのねまず聞いて欲しいんだけど……零士がついにNo.5入りしたの!
全部まなのおかげだって、零士すっごい喜んでくれてさぁ。ほんとーに嬉しい感動やばい!」
「それはよかったですね」
「そうそうそれで、零士には本カノエース気取りのうざい被りがいるんだけど、今月はそいつよりもまなが使ったお金の方が多くて。だから零士はまなのとこでラスソン歌ってくれたし、たくさんアフターにも連れてってくれた。
被りのブス女、すごい悔しそうにしててさぁ。ざまーみろって感じで超〜気持ちよかった!!」
女はそう言って高笑いをしてみせた。
「それでね、やるからにはもっと上を目指そうってことで来月はNo.3入りを狙おうってなったの。
No.3入りしたら一緒に旅行行こうって約束したし、まなが零士のエースを維持できたら同棲しようとも言ってくれた。零士は誰よりもまなが大切でまながいちばんなんだって」
誰よりも幸せそうに頬を染めて語る女。男は笑みを携えたままその様子を見守っている。
「だからね、今月もまなが零士のこと支えてあげたいの。でも、やっぱりおしごとだけじゃ先月みたいにはいかないし……また、こないだみたいにお金貰えたらなあって思って」
「若さの買取り希望ということでしょうか?」
女が頷き、男を上目遣いで見上げる。
「うん……できる?」
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