はじまり

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はじまり

「あっ……んっ……」  真っ暗な寝室の中で、俺は幼馴染に犯されていた。 「しーちゃん……中に出すよ……!」 「折人(おりと)っ……だめっ……赤ちゃん出来ちゃうからぁ……!」 「僕の赤ちゃん孕んで、しーちゃん」  折人はバタバタと抵抗する俺の足を抱えて、繋がったまま後背位の体勢に変えた。  そして俺の首を押さえつけると、腰を振りながらそこへ深く噛み付いた。 「うぁっ……やめてっ……」 「しーちゃん、愛してるよ……!」  折人は俺の丸い歯形がついた首筋を舐めながら、ガツガツと突き上げを激しくした。 「やらっ……イクっ……イっちゃう……あぁっ!」  俺は激しい絶頂感に襲われ、何度も体を震わせた。  それと同時に折人は腰を深く突き入れた。 「んっ……しーちゃん……!」  俺の名前を呼びながら、折人は発情期の胎内に精子をたっぷりと注ぎ込んだ。 「これで、僕たち番だね……!」  俺はセックスによる多幸感に襲われながらも、どうにか意識を保って拳を握った。  そして普段の十分の一もない力で、背後から被さる彼の顔面に拳を叩き込んだ。 「死ね! 変態レイプ野郎!」
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