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リィン・ベリー
15歳の少女。侯爵家の出身で、3人姉妹のうちの次女。家族からは優秀な姉や妹と比較され、ぞんざいに扱われていた。魔力量は多く、風魔法が得意。しかし、魔力量が多すぎるため、制御が出来ていないので、魔法は使えないフリをしている。学院のほとんどの生徒に嫌われている。
アース・ディアストン
15歳にして、ディアストン王国の第1王子であり王太子。魔力量はあるもののリィンほどではない。得意属性は水魔法で、高度な氷に変える魔法も出すことができる。顔“は”よく、普段は猫を被っているので、女子からはモテており、男子からは(主に美貌を)妬まれている。
エミリー・バスティア
15歳で、伯爵家出身。魔力量は少なめで、得意属性の火魔法も、中級魔法までしか使えない。しかし、それを補うほどの可愛さを備えているため、男子からは好かれている。頭はあまり良くないらしく、学年順位は下から数えた方が早い……かもしれない。裏では性格が悪くなりがち。
メイ・パルス
子爵家出身。15歳とは思えないほど大人びていて、眼鏡を掛けている優等生。魔力はないが、座学でかなりの成績をおさめている。とても優しく、ルームメイトのリィンと唯一の親しい間柄だが、優秀さ故に誰も咎めたりはしない。
ニーナ・ソルティ
男爵家の令嬢。3つ年の離れた姉がいる。魔力はなく、勉学もそこそこ。リィンのクラスメイトで、後にリィンの友達になる。
ノース・ディアストン
ディアストン王国の第2王子。12歳だがアースよりも優秀で、リィンよりも多い魔力量を保持しているため、ほぼ全ての魔法が使うことができる。しかし、重要なところで面倒臭がってしまう故に、誰もその事実を知らない。魔力の制御のしかたは、どうやら誰かに教わったらしいが──。
黒瀬真夜
物語に出てくる、この世界の作者。リィンの転生先でもある。23歳で、小説家として仕事をしている。
……あ、僕とは一切関係ありません!特に名前や年齢は全く関係ないです!むしろ共通点なんてないくらいですから!!(本性でてる…)
悪転生の世界について
建国から1000年ほどの歴史を持つ、ディアストン王国の王都にある、王立ディアシング学院での出来事。
魔力があると魔法を使うことができるが、もし魔力がなくても魔石の研究により、同じことができるため不便はない。しかし、魔石にも限りがあったり、高額なのと用意が大変だったりで、あまり使われることはない。
ディアシング学院には第1王子が在学しているが、現在は第1王子から第4王子までおり、第3王子と第4王子は双子である。
また、『伝説の世界』というものが密かに囁かれているのだとか……?
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