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吾輩と・・・・
最近、ミカが笑顔になった。
いや、本当によかった。
だがしかし、問題があるのだ。
それは、ミカに変な若造がついてくるようになった。
若造は、ケンという「チュウガクセイ」だ。
ミカと馴れ馴れしくしたり、吾輩を撫でたりする。
そんな迷惑な「二ンゲン」が、現れたのだ。
せっかくミカが笑顔になったというのに、若造のせいで・・・
「タマ、かわいいなあ・・・」
『にゃあにゃあ!』
うるさい若造!吾輩は立派な男だぞ!!
それに、吾輩にかわいいと言っていいのはミカだけだ!
吾輩は怒ったぞ!
「でしょう?タマもきっと喜んでるよ。」
ミカ・・・吾輩は喜んでない。
でも、ミカの嬉しそうな顔を見たら、どうでもよくなった。
吾輩、許す。感謝しろ若造。
やはり、ミカは吾輩に惚れているな。
若造如きでは、吾輩たちの仲を切り裂けるわけがないな!
なあんだ。少し心配して損だったな。
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