いきなり絶体絶命

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いきなり絶体絶命

そう意気込む俺に、ズンズンと浜田が近づいてきた。 「おい、水野。ジャージのポケットにそれ、何か入ってんな」 「えっ?」  浜田に指摘されて、俺の顔面から血の気が引いていく。 「俺の授業にカイロとか持ち込んでんじゃねぇだろうな?」 「いや、違いますよ……」 声が震える。うまく反論できない。ヤバい! その時、裕介が俺と浜田の間に立ちふさがった!
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