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サツキはまた、体が揺れる感覚で目を覚ました。何かふわふわもこもこのマシュマロに抱かれてる感じがして心地よい。
実際にふわふわもこもこがサツキをお姫様抱っこをしながらパタパタと走ってる。
「もしかしてスノ?」
『そうにゃ。助けに来たにゃ。今、後ろから猫達が追いかけて来てるにゃ。サツキは目を閉じててほしいにゃ』
「わぁ! 等身大のスノだ!! 嬉しいー! ギュッと掴んじゃう」
『うわッ、サツキ、それは苦しいからやめるにゃ、それに走りづらいのにゃぁー』
「ごめんごめん。なんかスノとこうして話せるなんて夢見たい」
『いつも、サツキのそばにいるからにゃ』
「うん、ありがとう」
いつもふわふわもこもこのスノを抱いていたのに、今は逆だね……
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