「花火舞う日に僕は知った」

1/1
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ

「花火舞う日に僕は知った」

花火夜空咲き照らし 君を写した 光浴びる君は 本当にきれいで 出会いは最悪で君のこと怒らせたね それから気まずくて君のことが苦手だった でも君がその冷たい目を 細くして はにかんだ その瞬間僕の中で 何かがはじけた 君の笑顔が焼き付いて 僕を焦がしたよ 心地良い熱に 目がそらせなかった 短い一言から どんどん言葉も増えて みんなに向ける笑顔 僕にもくれるようになる まぶたから離れない 君のはにかんだ赤い頬 照れたような声も 何度も欲しくなった 気付けば君の手を取って 僕は叫んでた 花火大会に 一緒に行きませんか みんなと屋台を回って  なんかどこかガッカリしてて もうすぐ花火が始まるふわっとわたあめの匂い そんな時に君が僕の袖を引いて歩いた その先で迎えるように花火広がる 僕ら2人しかいない 君は自慢げに笑って それから照れくさそうに 「この前のお礼」ささやいた 花火夜空咲き照らし 僕らを包む 夢中で見上げる君が 何よりもきれいで 花火舞うこの日に 僕は知った 僕は君に 恋をしている 恋をしている
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!