2人が本棚に入れています
本棚に追加
第5話 赤いイジュースを操れ!?
「リンダリン・リアル!!聞いたことあるぞ!!」
サンディルとヘライクマーは目を合わせた。
「誰だっけ…。」
サンディルはひっくり返った。
「覚えてるんじゃないの!?
その調子だと多分今の私の方がリンダリン・リアルの事が詳しいわ!!イテテ…」
サンディルはひっくり返った時に腰を強打した。
「それより、これから何が起こるか予測しなきゃ!!それと対策も!!」
ヘライクマーは考えた。
「これから、このフューゲ族の兄弟が植物の身体して蘇ってくるはずだ。
その兄弟が何人いるかとどこに発生するかを予測しなければ。」
「6人兄弟だ。僕含めて。」
ミゲルが言った。
「てことはあんな恐ろしいものが後4体も蘇ってくるってこと!?!?」
サンディルは血の気が引いた。
「なるほどな。これで後何体蘇ってくるかは分かった。
次の問題はどこで蘇るかだ。
遠い場所であるほど虐殺しながら近づいて来るかもしれない。
予測を立ててその場で倒さなければならない。
」
「まって!そう言えばシンディが!!」
サンディルがハロルと戦って散らかった部屋の中からカー・リッカーの連絡先が書いてある紙切れを探し出した。
「これよ!!カー・リッカーに連絡を取ってみたら何か分かるかもしれないわ!!」
ヘライクマーは訝しげだった。
「誰だそいつは?頼れるやつなのか??」
「ええ。そのはずよ。
時効になっても尚リンダリン・リアル事件について調査やら捜索やらをしている刑事さんよ。」
「なるほどな。時効になっても調べ続けてクビにならないのか?という疑問があるが何か分かることがあるかもしれないな。
連絡を取ってみてくれ。
早急にな。」
ヘライクマーはそう指示した。
「そう言えばサンディル。
一応聞くが、ハロルはどんなイジュース使いだったんだ?」
「あぁ、赤いイジュースを使っていたわ。」
ヘライクマーは驚いた。
「赤いイジュースを使っていたのか!?」
「えぇ。」
「ならもうひとつ問題ができたな。
お前に赤いイジュースを叩き込まなきゃならない。
きっとまだ残っているフューゲの兄弟も同じものを使うだろう。」
サンディルは納得した。
「そうよね。これは私の一族の問題だから私自身が解決しなきゃいけないわ。」
「あの…。僕にできることは……」
ミゲルが横から手を挙げた。
「お前は倒した兄弟全員からイジュースを受け継いで冬の戦士を完全なものにする重要な役目がある。
それ以外はサンディルのイジュース練習に付き合え。」
ミゲルには自分にも役割があると知るとほっとした。
「それじゃぁ早速行動開始だ!
まずはサンディル、カー・リッカーにコンタクトを取ってみろ。
それが終わったらイジュースの練習開始だ。
ミゲル!!そこに落ちてるペットボトルを3つ拾って机の上に並べろ!!」
「分かったよ。」
サンディルはカー・リッカーにGmailで連絡を取った。
最初のコメントを投稿しよう!