第6話 カー・リッカーに会おう!?

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第6話 カー・リッカーに会おう!?

それから数日後… サンディルの赤いイジュースの腕はあがっていった。 つい数日前まで赤いイジュースすら出すことが出来なかったサンディルにとってこれは大きな進歩であった。 「2つ目の試練は何とかクリアできたわ。 ミゲルが並べたようにペットボトルを並べてみせたわ。」 「すごいやサンディル!! ここ数日でここまで出来るようになるなんて!!」 ミゲルも喜んでいた。 ヘライクマーもその成長速度に驚いていた。 「よし、ここまでできるようになったら最後だ。 最後はペットボトルの蓋を弾丸にする試練だ。 お前は一度、ものを飛ばすことに実はもう成功している。」 「ペットボトルを吹っ飛ばした時ね。」 「そうだ。 あの時の感覚を手元で行うんだ。 そうすれば蓋は飛んでいく。 まぁ問題は狙い通り飛ばせるかっていうとこなんだけどな。」 「まかせて!今度は一発で成功させてみせるから!!」 その時、サンディルの携帯が鳴った。 メールの通知音だ。 相手は「カー・リッカー」だった。 しかし、サンディルはこのことに気づかず、イジュースの練習に励んでいた。 メールの内容はこうだった。 サンディル・ブランデーさん 元刑事のカー・リッカーです。 本日はご連絡誠にありがとうございます。 リンダリン・リアル事件について長年調査をして参りましたが、 25年の時を超えて遂に進展があったとの事だったので私はすごく驚いている所存です。 いつか話が出来たらと思っています。 いつなら会うことが出来ますか? 私は最近刑事をクビにされたばかりなのでいつでも大丈夫です。 またご連絡ください。 「あぁ!!また長い試練になりそうだわ!! 根気よ根気!!」 サンディルはまた長い長い試練に取り憑かれたようだった。 「えぇと?ペットボトルの蓋を薬指と中指で挟んで赤いイジュースを出しますぅ。 それでそれで……赤いイジュースを蓋に流し込み続けてここだって言う時に指の力をやわらげてイジュースの出力を最大限にする。 で間違いないわよねヘライクマー??」 「口で言えても一緒だ。 それを行動で表わせ。」 「分かってるわよ!!今からやるから見てて!!いくわよ!!」 「そう言ってもう何回目だよ。」 ヘライクマーは深いため息をついた。 「サンディルの根気にため息なんかいらないよ。 だって、時間は無制限じゃないんだ。 諦められたら僕たちの負けだよ。」 ミゲルは言った。 するとヘライクマーはミゲルをじっと見て言った。 「お前はどっちの味方なんだ?」 ミゲルは唾をごくりと飲み込み、 「もちろん!サンディル達の味方だよ!!」 と言った。
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