第7話 2人目の呪!?

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「サンディル!!俺は恐らく足手まといになるから行かないがしっかりやれよ!!」 「わかったわ。行ってくる。」 そうして、サンディル、ミゲル、カー・リッカーの3人は現場まで車で向かった。 車の中に入った3人。 「場所はカトリーネホルムだな。 カーナビで入力してと…。」 カー・リッカーはナビにカトリーネホルムの場所を入力した。 「ねぇ、カトリーネホルムまでどのくらいまでかかるの」 サンディルは尋ねた。 「ざっと2時間かな。」 「それじゃぁ植物の人間は移動しちゃうわ!!」 「サンディル。君の携帯にワンセグ機能は着いてるかい? その機能で植物の人間がどこへ向かっているか見ていて欲しいんだ。」 「携帯のテレビの事でしょ?わかったわ!!」 サンディルは携帯のテレビをつけて速報を見ていることにした。 「ミゲルくん、まだ頭は痛むかい?」 「うん、かなり痛いよ。」 ミゲルは後ろの座席で寝ていた。 「とにかく行きましょう!ボーッとしてる暇はないわ!!」 「そうだな。目標は1時間半だ。2時間もかけていられない。 捕まってろ!!」 カー・リッカーの車は法定速度を超えたとんでもない速度で車を走らせ始めた。 1時間40分後…… 「この辺だな。何だかものが浮いている。」 カー・リッカーは車を停めた。 「サンディル!何とかなるのか??」 「えぇ、何とかするわ。」 サンディルは車を降りて物の浮く方へ向かっていった。 「さぁ、出てきなさい植物くん!!私が相手になってあげる!!」 サンディルは声をはりあげて言った。 すると、暴れて浮かんでいた物は静止し、 ゆっくりとサンディルの方へ向いた。 そして植物の人間が物の飛ぶ方から現れた。 「これはこれは…ブランデー族の一人娘ではないか…… こっちから向かいに行く必要は無くなったようだ……。 手間が省けたんだな……。 こいつはいい…いいなぁおい……。」 サンディルはハロルのことを思い出した。 「可哀想に…彼か彼女か分からないけどこの人もリンダリン・リアルに操られているのね…。 植物の体になってまで…。」 サンディルはふつふつと怒りが湧いていた。 その時、植物の人間は浮かせたものをサンディルに向かって飛ばし始めた。 サンディルはハロルの時のように全てを受け止めることが出来ないと察し、黄色いイジュースを即座にだしてその場を避けた。 「危ない…!あんなの食らったらひとたまりもないわ!!」 サンディルは考えた。 この状況をどうやったら打開できるかどうかを。 「あれをやるしかないか……!!」 サンディルはヘライクマーに最後の試練で習ったが、まだ1度も成功していない「ペットボトルの蓋を飛ばす」というものをやることにした。
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